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チベットの概況

チベットは中国に5つある自治区の一つで、チベット族を主とする民族自治区である。チベット自治区は全国でチベット族住民が最も集中している地区で、全国のチベット族人口の45%を占めている。そのほか、チベット自治区にはメンパ族、ロパ族、漢民族、回族などおよびデンバ人、シェルパ人などがいる。

人口、人口密度ともに中国で最もすくなく、人口比率はチベット族が96.33%、漢民族が2.73%、その他の少数民族が0.94%を占めている。

チベットは、南はヒマラヤ山脈、北は崑崙山脈、祁連山脈、東は横断山脈などに囲まれ、インド亜大陸がアジアに衝突して隆起することによって生成されたチベット高原上に位置している。平均標高は4000メートル以上で青蔵高原の主体をなし、「世界の屋根」と呼ばれている。土地面積は全国総面積の約12.8%を占めている。

中国の大部分の地区と比べて、空気が稀薄で、日照が強く、気温が低く、降雨量が少なく、乾燥している。だが、複雑な地形や独特な気候がゆえに、チベットは生物資源の非常に豊富な地区でもある。野生薬用植物は1000種以上に達する。知られているものは、冬虫夏草、貝母、大黄、天麻、三七、党参などがある。

樹木は乏しく、水の豊かな平野部では大麦を主とした農耕が行われ、その背後に広がる草原地帯において牧畜が営まれている。

チベット高原はまた、国の保護動物に指定されているチベットガゼル、野生ヤク、野生ロバ、盤羊など中国特有の珍しい動物の生息地でもある。 

 人口

2000年の人口統計では5,416,021人。人口密度の最小の自治区である。人口密度は1平方キロ2人以下である。

居住地域

主にチベット自治区及び青海省の海北、黄南、海南、果洛、玉樹などいくつかのチベット族自治州と海西モンゴル族チベット族自治州、甘粛省の甘南チベット族自治州と天祝チベット族自治県、四川省の阿ハ?甘孜自治州、及び木里チベット族自治県、雲南省の迪慶チベット族自治州に集住している。

言語

言語はシナ?チベット語族のチベット語を使用し、文字は、7世紀、国王ソンツェンガムポの命令によってインドに派遣されたトンミ?サムボータによって作られたという伝承を持つ独自の表音文字(チベット文字)を持つ。
チベット語は、ウーツァン(衛蔵)、カム(康)、アムド(安多) の3種の主要な方言がある。

宗教

チベット族の人たちのほとんどは、仏教信仰を価値観の中心に据え、高原の支援環境に適応したチベット仏教を信仰している。
チベット仏教には数多くの流派があり、中でも主要な四つの宗派は、ニンマ、サキャ、カギュー、カダムがある。

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