阿里(アリ)
阿里(アリ)の概要
阿里地区の行政上の中心で、海抜4280メートルの西チベット第一の都市である。
漢民族が多い近代的な都会で、街には新彊の雑貨、料理店も多い。
扎達から255キロ、拉薩から1588キロ、西のカシュガルまで1360キロの距離にある。
ヒマラヤ山脈、ガンディセ山脈、カラコラム山脈に囲まれた地域で、荒涼とした極地の雰囲気があり、最後の秘境の一つとも言われる。
拉薩から阿里地区へ行くには3つのルートがあり、最短でも1600キロの移動となる。
阿里(アリ)の見所
阿里古格(ゲゲ)王国遺跡
チベットの西、阿里地区札達県に人知れず広がる広大な古代王朝の遺跡。
紀元7世紀前後の阿里象雄王国の王宮で、古格王朝の中心であった。
楼蘭などとは異なる独自の仏教文化が花開き、チベット仏教の頂点を極め、500年余の長きに渡り王朝が続いた。
紀元前17世紀頃、侵略などにより消滅したといわれるが、謎に包まれたこの文明の調査は、まだ始まったばかりである。
残存する遺跡は規模が大きく、壊れかけた城壁の跡や、多くの色鮮やかな壁画などがある。
城は地面から山の頂きにかけて建てられ、部屋数が300余、洞窟が300余、高さ10メートルの仏塔が三列並んでいる。
最大の見所は、白廟、輪回廊、王宮殿、護法神殿で、廟堂には壁画、レリーフ、石刻が残っており、高い芸術的価値がある。
托林寺(トリン,ゴンパ)
阿里古格(ゲゲ)王国遺跡から、20キロほど離れたところにある、寺廟遺跡で、阿里古格王朝遺跡の一部である。
11世紀初頭に、高僧のリンチェン?サンポが建て始めたといわれている。
